
障害を軽減するために
いまの段階では、障害のある子どもが生まれてくることを避けることができません。
ですから、もし障害のある子どもが生まれても、いたずらに悲しまずに、少しでも障害を軽減するように育て、その子どもなりに良い発達ができるように援助する必要があります。
そのため、保健所などで早期発見につとめています。万一、障害が発見されますと、専門の施設で早期療育といって、障害を軽減するための治療や訓練が行われています。
早期療育に取り組む施設は増えていますが、まだ数が少ないのが残念です。
幼児期になりますと、障害のある子どものための通園施設などで、専門の訓練や生活指導を受けることができます。
また、保育所や幼稚園に通う子どもも増えてきました。
障害のある子どもとない子どもが一緒にいることは、障害のある子どもが良い発達をするだけでなく、障害のない子どもも思いやりのあるやさしい子どもに育つからです。
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